中途半端なリーダーが成功する田舎の起業リーダーシップ論

リーダーシップ

突然ですが、あなたは田舎での起業を考えたことがありますか?
もしあるとしたら、起業をした瞬間からあなたは会社のリーダーになるわけです。

実は同じ会社のリーダーでも、都会と田舎とでは考え方が変わります。
今回はタイトルにもある通り、田舎起業でのリーダーシップについて説明します。

田舎の起業・経営はチームがすべて

田舎で起業する場合、チームを作ることがとても大切です。チームには2つあります。

  • チーム:会社のメンバー
  • チーム:地域の人たち

会社のメンバーは、経営に関わる人や従業員といった直接事業を行う人たちのことをいいます。

地域の人たちは、会社がある周辺の人たちのことをいいます。

不便さを解消するためにはチームの力が必要

田舎は不便です。都会ならなんとかなることが田舎ではどうにもならないことがたくさんあります。

たとえば、狭い路地にある家をお店に改築したとします。車も入れないくらいの路地で、荷物の搬入がとても困難な場所です。

田舎では手配できる業者がいないこともよくあります。
「そこはちょっと場所的に無理です」と断られる話も田舎ではよく耳にします。

そんなときはチームの力を借りるしかありません。

会社のメンバーみんなで狭い路地をいったりきたりして荷物を搬入するしかないのです。

熱血のケン
みんなでやったら思い出にもなるね!
魅惑のミカ
おしゃべりしながらやるのもいいわね

魅力をさらに深掘りするにはチームの力が必要

田舎には魅力がたくさんあります。掘り下げれば掘り下げるだけ濃厚な魅力が出てきます。

でも、深掘りを1人でやるのには限界があります。また、そもそも知らないことだらけだったりもします。

たとえば、この田舎にしかない野菜を使ったレストランをするとします。インターネットや本にも載っていない珍しい野菜です。1人では深掘りすのに限界があります。

そんな場合は、情報をさらに深掘りするためにチームの力を借りるしかありません。

地域の人たちに聞いてまわるのがいいでしょう。

熱血のケン
じいちゃんすっげーな!よく知ってるな!ってことあるよね
魅惑のミカ
そうね。そこの田舎の人しか知らないことってあるわね

スタートダッシュにはチームの力が必要

起業する前後が一番大変です。これからスタートだって時に立ち往生するのはもったいないことです。
都会だったらいざというときにお金さえ払えばなんとかなるかもしれませんが、田舎では利用できるコンテンツが用意されていない可能性があります。

そういった場合はやはりチームの力が重要です

例えば、売上げが上がらないスタート期を地域の人たちが商品を買ってくれたり、モノが足りない時に無料でくれたりなどチームの力があれば乗り切れることがあります。

熱血のケン
お店オープンの日に近所の人を招くのもいいね
魅惑のミカ
ご近所付き合いがはじまれば支え合いの輪が広がりそうね

チームを広く、せまく見て大切に

田舎起業のチームは広く見ていく必要があります。

それこそ地域全体です。地域の人たちをチームと見て大切に関わっていくことで、地域の人たちがわたくしごととして事業を応援してくれるようになります。

熱血のケン
かわいい〇〇ちゃんが頑張ってるから、今日もお店に行ってみよ~(グヘヘ
魅惑のミカ
かなりのわたくしごとね

また、せまくも見ていく必要もあります。

田舎起業はマンパワーが大切です。マンパワーがないと事業自体が回っていきません。

というのも、田舎で人材を確保するのはとても大変なことだからです。いきなりやめられでもしたらその瞬間に破綻する可能性だってあります。

なので、経営メンバー、従業員1人1人もチームとして大切にしていきましょう。

こんなリーダーは失敗する

タイトルにもある通り中途半端なリーダーでないと事業は失敗します。

人間関係の良好さが中途半端でないと失敗する

人間関係がすごく良くても、すごく悪くてもダメ。ちょうど真ん中ぐらいの中途半端でないと失敗します。

人間関係がすごく良いと馴れ合いが始まります。「まぁこれくらいでいいでしょう」といった甘えが許される環境になってしまいます。これでは事業がうまくいくわけがありません。

また、すごく悪い場合も失敗します。ヘタしたら従業員がいなくなってしまったり、地域の人たちがまったく立ち寄らなくなってしまったりします。

仕事内容の明確化の程度が中途半端でないと失敗する

「マニュアル通りにお願いします!」
大きな企業で聞こえてきそうなお決まりのフレーズです。田舎起業ではこれは辞めましょう。

明確化された仕事は効率的に見えますが、やりがいをなくしてしまいます。

時間はかかるかもしれませんが、一緒にいろいろなことを決めながらやればやりがい感じることができます。遠回りに見えるかもしれませんが、意外と近道だったりもします。

権限の強さが中途半端でないと失敗する

権限の強さが非常に大きいとチームは成長しなくなります。

あれやれ、これやれって何もかもを支持される状況ではチームの思考が停止してしまいます。

やることを支持するのがリーダーの役割だと勘違いしているリーダーが時々いますが、それはマネジメントです。

リーダーがマネジメントを100%してしまうと失敗します。権限の委譲(権限を移す)をして、パワーバランスを考えていく必要があります。

社長のつるの一声で・・・田舎でこれをやったら終わります。

フィードラー理論

だめなことからいろいろと話してきましたが、今からはしっかりと理論から見ていくことにしましょう。

フィードラー理論

フィードラーさんは、効果的な集団業績(チーム業績)のためには、「スタイル」と「状況」がピッタリしていることが重要だと考えました。

スタイルは2つ

  1. 仕事中心型
  2. 従業員中心型

状況は3つ

  1. リーダーと集団との人間関係の良好さ
  2. 仕事内容の明確化の程度
  3. リーダーの権限の強さ

加えて、フィードラーさんは状況適合論も考えました。

フィードラーの状況適合論

この図からは2つのことがわかります。

  • 仕事中心型の「スタイル」では、リーダーは3つの「状況」が極端に上か下かといった場合に良い業績がでます。
  • 従業員中心型の「スタイル」では、リーダーは3つの「状況」が中程度の場合に良い業績がでます。

フィードラー理論と田舎事業

フィードラー理論では従業員中心型といった表現になっていましたが、ようはチームの力を中心に考えましょうということです。

都会から来て田舎で事業をする場合、ほとんどの方が従業員中心型を選択します。ぼくが地域おこし協力隊になってみてきた田舎起業家は100%そうでした。

チームから事業を考えて起業したほうが田舎では圧倒的に成功します。というか、そもそも仕事中心型で考えていっても、都会とは圧倒的に経営資源へのアクセスが違いすぎるので勝つことができません。

事業の考え方

仕事中心型の事業の考え方

市場調査→事業計画→チーム召集

まず、リーダーが市場を調査・分析したのちに、事業計画を考えチームを作ります。大企業だったらいくらでも人材がいるのでできますね。

従業員中心型の事業の考え方

チーム召集→市場調査→事業計画

まず、リーダーも含めてチームがすでに存在しています。そして、チーム同士の理解をしたのち市場調査・分析をして、事業計画を作ります。

変えることができるか、できないか

チームの力が必要なら、中途半端な「状況」でないといけません。

 

あなたは、中途半端ですか?

 

今、できていなかったとすれば、あなたは変えることができますか?

 

残念なことに、フィードラーさんは変えることができないと言っています。

中途半端でないなら、「スタイル」は仕事中心型でいくしかありません。

 

しかし、同じ状況適合論でもパス・ゴール理論では「有能なリーダー」はできるとしています。

 

あなたがもし「有能なら・・・」

 

 

熱血のケン
じゃ、おれは有能だからいくらでも変えることができるわ~
魅惑のミカ
はっ?
熱血のケン
・・・
アント
これから有能になるには今まで以上にレベルアップする必要があります。このブログの「おすすめ!」でレベルアップに必要な情報を発信しています。田舎で起業する上で役に立つ事ばかりです。ぜひ読んでみてください。
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ABOUTこの記事をかいた人

畑本アントニールイス(アント)Antony Louis Hatamoto/2015.10〜広島県三次市地域おこし協力隊/中小企業診断士をTACで学習中(2017合格予定)/主に地域おこし、情報発信、経営の3点に関連した情報を研究、発信します/田舎での起業、経営に特化したコンサルタント(協力隊任期後)